学業、仕事、日常生活、生きれていれば学ぶことがたくさんあります。
本を読み「これだけは理解したい!」っと思うこともあります。
「理解したい」と思っていてもなかなか理解できないとき、私は「誰かに説明する」事を意識しています。
Whyを繰り返しているか
まず理解するとはなんでしょうか。私は「Whyを問い続けて疑問がなくなること」だと思っています。
勉強や仕事で教科書や文献を読んでいれば、「なぜ?」と思えるポイントがたくさん出てきます。
これらを調べたり聞いたりすることで理解力が深まります。
しかし、この「なぜ?」を問い続けることは意外と難しいと感じると思います。
素人に説明できるようにする
勉強や仕事で「なぜ?」を考えるには、「なぜ?」を意識して思わないといけません。これが初めは結構難しかったです。
そういったとき、私は他人に説明できるようにしてみる努力をしていました。
別に本当に説明する必要はありません。頭の中で、誰かに向かって話すことを想定すればOKです。
人に説明しようとすると、理解できていない箇所で必ず止まります。そして「なぜこうなるのだろう?」という気持ちが起きやすいです。
そういう気持ちになればこっちのもの。「なぜ?」という疑問がなくなるまで、徹底的に聞いたり調べたりしましょう。
そして、ここで大事なのは、その分野の「素人」に説明できるようにしてみてください。同じ分野やよく理解している人に説明すると、曖昧な部分が残ってしまうからです。お互いが曖昧なままで理解したと思っているからです。
これは仕事でもよくあることです。
なんだかよく分からない横文字が出てきても、同じような認識でいる同僚となら無視してしまいます。なるべく素人に説明する事を意識すると、本当に理解力が深まります。
大学院時代にしごかれた「なぜ?」を問い続けるということ
この「素人」に説明することで理解を深める方法は、私の大学/大学院時代の経験からです。
私は研究室に配属されてから3年間、徹底的にしごかれました。
担当教授は研究に対してはとても協力的でしたし、分からないことは優しく教えてくれました。しかし、ゼミ発表になると途端に変わります。
「まったく分からない」
「君は何を説明したいんだ」
「素人にもわかるように説明しろ」
暴言ではなかったですが、もう1時間以上詰められ、早く終わってくれといつも思っていました。
特に最後の
「素人にもわかるように説明してみて」
というのはゼミの時以外でもよく言われていました。
きっと、私が研究内容を本当の意味で理解していないということが伝わっていたのだと思います。
人に説明することは、理解力が深まるだけではありません。理解した事を忘れにくくもなります。思考力も深まります。
ちゃんと理解したい、思考力を上げたいという方は実践してみてください。