TOEICのリーディングセクションの時間が足りない。
TOEIC受験者にはありがちな悩みですし、私も900点超えるまでは時間が足りずに困っていました。
TOEICのリーディングセクションで最も時間が必要なのはpart7ですが、Part7にどれだけ時間を残せるかも重要です。
Part7に時間を残すためにはpart5とpart6をどれだけ短い時間で解き切るかにかかっています。
リーディングセクションの理想的な時間配分は下記です。
・Part5:10分
・Part6:10分
・Part7:55分
Part7には最低でも55分余らせるようにしています。
この記事ではどうしたらpart5とpart6を早く解き切るようになるか、10分で解けるようになるかを解説したいと思います。
part5を10分で解くための対策
まずはpart5の攻略方法について説明します。
大事なのは、基本文法を抑えることと、part5の解き方を理解することです。
基礎文法を抑える
この記事を見てくれている方のTOEICの点数を知りませんが、600点以下の方は基本的な文法を理解していない可能性が高いです。
600点以下の人が初めにするべきことは、基本的な文法の理解です。
まずは、
学び方は2通りあります。
参考書で勉強する
自分で学習できる人は参考書で良いと思います。
私が一番最初に使用した参考書はこれです。
この文法書は基礎の基礎でかなり簡単ですが、
これでなくても構いませんが、
文法は大切ですが、TOEIC高得点のためにはTOEICに特化した文法を学ぶべきです。
分厚い文法書だとTOEIC対策には過剰学習だと思います。
(文法の重要性を否定しているわけではありません。実際に私もTOEICから離れているときは文法書を参考に勉強もします)
本書の使い方としては、普通に本に沿って勉強していってください。それだけです。
スタディサプリで基礎文法を抑える
スタディサプリでは基本的な文法などの講義が受けられます。
中学レベルの基礎英文法から高校レベルまで幅広く網羅できます。
参考書よりも、効率よく、ポイントをおさせられます。
必要な部分だけピックアップして勉強するのがおすすめです。
part5形式の解き方を理解する
基礎文法を抑えたら、part5の解き方に慣れる必要があります。
基本的な文法ができたら、次はTOEICに特化した文法を学ぶ必要があります。
TOEIC形式の文法書は必ずやるようにしてください。50~
私のおすすめは下記の参考書です。
この本は文法を学べるだけではなく、
例えば品詞の問題は本番では数秒で解く必要があります。
本当にオススメです。
使い方としては、本文法書を2~3周実施してください。
あとはテストの2~
初心者はPart7の長文に時間を取られるため、
part6を10分で解くための対策
次にpart6を10分て解くための対策を解説します。
part6の問題パターンを知り、解き方を理解することが重要です。
part6の問題形式は主に4種類ある
part6の問題形式には主に4種類あります。
問題の形式はこれら4種類に集約されています。
TOEIC公式のサンプル問題を見てみましょう。(引用:ETS TOEIC サンプル問題)
文法や時制
1つ目のNo.131は品詞の問題ですね。他の形式の文法や時制を問う問題が出題されます。
このような文法や時制を問う問題は前後の文脈がわからなくても解くことができる場合が多いです。
今回の例でもemployeesにかかってくる品詞はinterestedになりますね。
文法や時制を問う問題はpart5の対策が効果的です。
前の章でお話しした、「part5を10分で解くための対策」で対策をすれば問題ないでしょう。
語彙
次のNo.132は語彙を問う問題になっています。
語彙を問う問題は、今回のように簡単な単語が並んでいる場合と、難しい単語が並んでいる場合があります。
今回で言えば、「develop an understanding」という慣用句を知っていれば前後の文脈に関係なく解くことができますが、中には前後の文脈から推測しなければ解けない問題も出てきます。
接続詞
No.133は接続詞を問う問題です。
今回の問題におていも、前後の文書から「それと同時に」の意味になる「at the same time」になりますね。
設問の前の文章では、「従業員が理解を深める」とあり、後の文章でも「能力を改善できる」とあるので、一見すると「After all」でもよさそうに見えます。
ですが前の文章では「デザインのプロセス」についてで後の文章は「部署間のコミュニケーション能力」の話をしており、の高める能力について関連性がありませんので「After all」とはなりません。
接続詞と問う問題はほぼ100%前後の文を読まなくては解けません。
つまり文章をしっかり読まないといけません。
文章を選ぶ問題
No.134は文章を選ぶ問題です。
このパターンの問題は前の文を読むとわかることが多いですが、ごくたまにそれよりも前の文章を読まないと分かりにくいパターンもあります。
この問題では、「我々はプロジェクトリーダーがセミナーに参加することを望んでいる」のに対し、「これに参加することを検討してほしい」が続いているBが正解ですね。
確実に点数を取るためには前の文章を理解する必要があります。
結論、part6の解き方は?
上記で説明したように、part6には4種類の形式の問題があります。
part6では文章を読まなくても解ける問題は、大問につきせいぜい1~2問です。
私のお勧めする解き方は、文章から答えを探そうとするのではなく始めから全体の文章を読んで解く方法です。
文章を読み設問箇所がきたら解く、また読み進めて設問にきたら解く、、というのを繰り返すやり方です。
私も最初は答えだけを探そうとして、全体の文章には目を通していない時期がありました。
しかし答えを探してもなかなか見つからず、結局全体の文章を読むことになり時間だけかかる結果となってしまっていたんですね。
それなら初めから全体の文章を読んだ方が効率的ですよね。
TOEIC形式の問題を解きまくれ
ここまでPart5とPart6の勉強方法と解き方について説明しました。
ただ、解き方の説明を受けてもこれをいきなり実践するのは難しいです。
勉強方法や解き方を理解したら、あとはTOEIC形式の問題を解きまくることが重要です。
同じ問題でも繰り返し解いて感覚も掴んでいきましょう。
TOEIC形式の問題を解きまくるお勧めの方法を2つ紹介します。
問題集を使って解きまくる
1つ目は問題集を使って解きまくるやり方です。
一番おすすめの問題集は、本番と最も近いTOEIC公式問題集です。
公式問題集は結構高額です。
TOEIC900点を目指す人は最終的には必要になってきますが、初心者の方などでお金を抑えたい方は下記もおすすめです。
スタディサプリで解きまくる
2つ目のおすすめはスタディサプリで解きまくることです。
スタディサプリには20回分のTOIECテスト問題があります。
つまり、part5で言えば800問の問題を解くことになるわけです。
正直、練習問題としてはこれで十分だと言えます。
TOEIC part5とpart6をそれぞれ10分で解こう
この記事ではTOEIC part5とpart6を10分て解けるようになるための勉強法と解き方について解説しました。
4つのポイントをもう一度おさらいしましょう。
①リーディングセクションの理想的な時間配分:
・Part5:10分
・Part6:10分
・Part7:55分
②part5を10分で解くための対策:
基礎文法を抑える
・簡単な文法書で勉強する
・またはスタディサプリの文法講義を受ける
part5形式の解き方を理解する
・ TOEIC(R) TEST 英文法 出るとこだけ!を使ってTOEIC形式問題の解き方を理解する
③part6を10分で解くための対策:
Par6の問題パターンには4種類あることを理解する
part6の解き方は、答えを探すのではなく最初から文章全体を読む
④TOEIC形式の問題を解きまくる
それぞれのPartを初めから10分で解くのは非常に難しいです。
しかし、上記の方法で勉強してTOEICの問題形式に慣れれば、必ず10分程度で解けるようになります。
むしろトータルでは20分もかからず時間が余るようになるはずです。
是非実践してみてください。